「スポーツで、もっと、幸せな国へ」。Jリーグの百年構想はこのスローガンを掲げ、「地域に根差したスポーツクラブ」を中心としたスポーツ文化の振興に取り組んできた。全国でサッカーファミリーをさらに広げるため、J3が創設された

 ▼北は岩手から南は沖縄まで全国から12チームが参加し、初代王者を目指す。J1、J2と合わせて51クラブ、Jリーグのある都道府県は36に拡大する

 ▼29日の会合で、クラブ代表は熱い思いを語った。岩手県のグルージャ盛岡の臼井康雄社長は「東日本大震災で沿岸部が壊滅的な被害を受け、復興は進んでいない。活躍で元気をあげたい」

 ▼福島ユナイテッドの鈴木勇人代表は、いまだ多くの県民が県外で避難生活を送る現状を訴えた。チームは「福島結束のシンボル」になった

 ▼FC琉球は運営会社が変わり、心機一転での挑戦だ。「サッカー熱を高めていきたい。クラブを通し、沖縄の魅力を発信する」と下地良代表。3月9日の開幕戦は、Jリーグの若手で構成する「U-22」と対戦する

 ▼明るい県民性はサッカーに向いている。ファンの心をつかむには勝つしかない。県民もチームを支え、さらに上位リーグ進出の悲願を後押ししたい。日本サッカー協会にはこういうメッセージがある。「夢があるから強くなる」(与那原良彦)