沖縄セルラー電話(那覇市、北川洋社長)は、台湾の電気事業最大手・中華電信と協力し、電子決済や交通系ICカードとして使える非接触ICシステム「NFC」の実証実験を始めている。台湾内と、県内の飲食店などにNFCタグを設置し、NFCが搭載されたスマートフォンをかざすと対象店で割引などが受けられる仕組み。3月31日までの期間中、利用人数を調査し、今後の活用方法を検討する。

県内の飲食店などに設置されるNFCタグ付きステッカー

 NFCは、2011年ごろから国内のスマートフォン端末に搭載されるようになった国際標準規格のICシステム。NFC対応のスマートフォンであればキャリア(携帯電話通信会社)は問わず、海外でも使えるのが特徴だ。

 現在は、日本国内で発売されているスマートフォンにはほとんどに搭載されているが利用率は低く、県内で使用できる施設も少ないという。

 県内の実証実験の対象施設は、沖縄アウトレットモールあしびなー(豊見城市)、泊いゆまち内の丼すしまぐろや本舗(那覇市)、公設市場内の御食事処ツバメ(那覇市)の3カ所。

 沖縄セルラー電話ビジネス開発部の糸洲安一開発グループリーダーは「海外でも使える利点を生かし、観光誘客への活用法を探りたい」と話した。