【名護】名護市議会(比嘉祐一議長)は3日の臨時議会で、「仲井真弘多県知事の辺野古埋め立て承認に抗議し、撤回を求める意見書」と「辺野古移設を強引に推し進める政府に対して激しく抗議し、普天間基地の県内移設断念と早期閉鎖・撤去を求める意見書」の両案をそれぞれ賛成多数で可決した。

 賛成に回ったのは、両案とも与党系市議ら14人と公明会派の2人。

 仲井真知事に抗議する意見書では、県外移設を掲げた知事の公約違反を指摘。名護市長選挙で「移設反対の民意が再び示された」として承認撤回を求めた。

 政府に抗議する意見書では、市長選挙の2日後に沖縄防衛局が埋め立てに向けて入札公告したことを「遺憾で理解しがたい」と批判し、移設断念と早期閉鎖・撤去を求めた。

 閉会後、報道陣に対し、稲嶺進市長は「市民を代表する議会の意思として、非常に重い」と述べた上で、日本政府について「民主主義の在り方が問われると言ってきたが、世界から強引なやり方に非難の声が出ている」と指摘した。

 あらためて、訪米して名護市民の思いを発信することや、移設反対の声明を出した映画監督のオリバー・ストーン氏ら29人に手紙で協力を呼び掛け、連携していく考えを示した。