沖縄銀行(玉城義昭頭取)は3日、日本貿易保険(NEXI)と、海外輸出で発生した損害を補償する貿易保険を県内企業に紹介する業務提携を締結した。同行は、海外展開の支援機関を紹介する海外展開一貫支援のファストパス制度にも県内で初めて参加しており、県内企業の海外進出支援を強化している。

 同行とNEXIは昨年8月に業務協力で覚書を締結。ただ、同年11月に国際的な商談会の沖縄大交易会プレ交易会が開催されるなど、県内で海外展開の機運が高まっており、支援のニーズも増えると見通し、業務提携に格上げした。

 業務提携により、同行の取引先は中小企業輸出代金保険の保険料が10%軽減されるほか、海外企業の信用保証調査が6件まで無料となる。

 NEXIは同日、国内の銀行20行と業務提携を結び、提携先を49行に拡大した。沖銀は県内の金融機関で初めての業務提携となる。

 ファストパス制度は、経済産業省と外務省が制度を設計。日本貿易振興機構(JETRO)が事務局となり、海外展開を目指す中小企業を支援機関に紹介し、海外進出を後押しする。沖銀は、地域に根差した金融機関として、県内企業の窓口になる。

 同行の担当者は「地域金融機関として、県内企業を支援していきたい」と述べた。