【名護】稲嶺進名護市長は5日、島尻安伊子参院議員が普天間飛行場の辺野古移設工事を市長権限で阻止する考えの稲嶺氏に「混乱が続く」「権限の乱用」などと発言したことに対し、「市長選で辺野古移設反対の民意が示されている。まったく当を得てない」と指摘。「市民の生命財産を守る責任の上で市長権限を行使するのであって乱用ではない。混乱させているのは強権を振りかざす国の方だ」と批判した。

 島尻氏に対しては「沖縄選出議員の発言として全く理解に苦しむ。誰に選ばれて国会議員になったのか。民意を守るのが民主主義で、公約を守るのが政治家だ」と不快感を示した。

 反対運動に政府挙げての対策を必要視した発言に対しては「市民は自分たちの生活を守るために主張するわけで、法律を破ったり混乱させたりするつもりでやっているのではない」と主張。「違法や危険があった場合は警察や海保の役目が必要だ」とした上で、「事前に押さえつけようとするのは市民生活を圧殺するやり方だ。国のあり方は本当に怖い」と述べた。