【石垣】NPO法人観光事業活動研究会(大泊吉博理事長)が、イルカとの触れ合い体験交流を八重山の新しい観光メニューに取り入れようとイルカの訓練を始めている。八重山初の取り組みで、5月の大型連休に触れ合い体験を始め、7月以降にシュノーケルを使ってイルカと泳ぐプログラム、10月以降はイルカセラピーなど事業を展開していく予定だ。

いけすの中でトレーニングするバンドウイルカ=石垣市・新港地区沖

 研究会は、地域の特性を生かした観光やまちづくりに向けて取り組んでいる。2015年に海開き予定の石垣港新港地区の人工ビーチ沖にこのほど、石垣市と国の許可を得て600平方メートルのいけすを設置した。

 1月28日には5頭のバンドウイルカを入れ、ベテランのトレーナーとの訓練が始まっている。3日の調教ではトレーナーが笛でイルカを呼び、エサをあげる動きを繰り返し確認していた。

 イルカ事業が軌道に乗れば、埋め立て地である新港地区内でのサンゴの再生事業や、八重山の子どもたちが環境を学ぶ際にその学習を担当する考えもあるという。

 大泊理事長は「都市部に近い人工ビーチで泳ぎ、イルカセラピーも楽しめる地区になる。体験を通して自然保護もアピールしつつ、八重山の新しい観光の一翼を担いたい」と意気込んでいる。