日本銀行那覇支店(松野知之支店長)が6日発表した12月の県内金融経済概況は、観光客数の増加で観光関連が堅調な上、消費増税前の駆け込み需要も加わって個人消費も堅調が続いているとし、「全体として拡大している」と5カ月連続で判断を据え置いた。

 松野支店長は、年度末には駆け込み需要が一般消費財にも広がるため、「引き続き好調な足取りをたどるだろう」と先行きを見通した。一方、原材料高や本土景気の動向に注視が必要としている。

 高価格帯で高品質の商品も売れ始め、個人消費に堅調さが表れているとし、4月の増税後の反動減は「さほど大きな落ち込みにはならないだろう」と予想。品目にばらつきはあるが、「7~9月期には堅調さを取り戻すのではないか」とした。

 個人消費は、県内人口の増加や観光需要を背景に百貨店・スーパー・コンビニエンスストアの売上高合計は前年を上回った。家電製品販売額は、住宅建設増加による需要の高まりでエアコンなどの白物家電が伸び、上回った。観光関連では、入域観光客数が増加、主要ホテルの稼働率も上回った。雇用情勢は有効求人倍率が上昇するなど改善している。