南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターで、病児やきょうだいを見守り、家族の話し相手になる「こども病院ボランティア」の活動が8年目を迎えた。20代から70代まで幅広い年代のボランティアがひな祭りや夏祭りなどの催しへの協力をする。昨年6月には手作りおもちゃなどを販売するショップを院内にオープンさせた。活動の幅は広がり、院内3カ所のプレイルームは利用者に安心を与える空間として定着している。

ブロック遊びや塗り絵を楽しむ子どもを見守る(奥側左から)田頭妙子さん、仲村昇大さん、嘉数美代子さん=南風原町・県立南部医療センター・こども医療センター

 ボランティアは2006年4月の同病院開院2カ月後にNPOこども医療支援わらびの会が始めた。養成講座を終えた約100人が登録。継続的に活動するのは30~40人で、入院中の子どもへの絵本読み聞かせなども行っている。

 昨年から週1回参加する嘉数美代子さん(74)=那覇市=は「不安な表情で来る子どもが、帰るとき笑顔になるとうれしい」。脳腫瘍の治療で入院した経験もある仲村昇大(こうだい)さん(24)=那覇市=は6年前から支援する側に加わった。こまの折り紙作りが人気で「子どもたちに喜んでもらえたらうれしい」と笑顔。

 先天性心臓病の次男(10)の治療で通院する母親(42)=浦添市=は、2歳の妹がボール遊びをする傍らで「プレイルームで見てくれるので安心感がある」と感謝する。

 わらびの会によると、継続的なボランティアは100人ほど必要という。活動の充実に向け、養成講座への参加を呼び掛ける。次回は22日に同病院で開かれる。定員は30人。受講料は3000円で締め切りは14日。問い合わせは同会、電話098(888)6605。