那覇空港の貨物上屋を利用したLCC(格安航空会社)ターミナルに国際線施設が完成し、同施設を運営するANAホールディングスが7日、関係者向けに内覧会を開いた。国際線の搭乗手続きに必要な税関、出入国施設などが整備され、国内線と国際線を一体的に運用できるようになる。

関係者や報道陣に、新設された国際線施設が披露された=7日、那覇空港LCCターミナル

 那覇-台北線を運航しているピーチ・アビエーションが10日から、国際線の搭乗手続きを開始予定。那覇を経由した国内線・国際線の乗り継ぎ時間の短縮が見込まれる。

 LCC専用ターミナルに国際線施設が整備されるのは、関西国際空港に次いで全国で2カ所目。昨年10月末に着工し、ことし1月31日に完成した。増設部分は約2千平方メートル。3億5千万円を投じた。チェックインカウンターは国内線と共用。搭乗ゲートは三つ増やし、全部で五つになった。CIQ(出入国審査関連施設)職員は、台北便の発着に合わせてその都度出張してくる。

 ANAホールディングスは、昨年40万人だったLCCターミナル利用者を中期的に200万人に拡大する計画で、芝田浩二執行役員アジア戦略部長は「ピーチ、バニラ・エア合わせて20~25往復の運航に期待している」と、国際線を含む路線の拡充を求めた。井上慎一CEOは「片道4時間圏内、平均搭乗率7割以上が見込める市場への路線展開を狙う」と話した。

 那覇空港LCCターミナルは、2012年10月に国内初のLCC専用ターミナルとして供用開始。現在はピーチのほか、成田空港拠点のバニラ・エアが入居している。