【石垣】3月2日投開票の石垣市長選は、23日の告示まで2週間に迫った。2期目を目指す現職の中山義隆氏(46)=自民推薦=と返り咲きを狙う前市長の大浜長照氏(66)=無所属=が立候補を表明しており、前回と同じ顔ぶれでの一騎打ちとなる見込み。

 好調な八重山観光のけん引策や福祉・子育て、南西地域の防衛強化への対応などで論戦になるとみられる。一方、実力者同士の選挙ともあり、互いの出方をうかがい両者とも政策発表に至っていない。

 中山氏は1期目のマニフェストの自己評価で「95%を着手」とアピールし、国内外への八重山観光を「トップセールスする」と強調する。

 後援会事務所のほか、推薦を得た自民党石垣市支部、県議らが市内に複数の事務所を設置。実績のビラを作成するなどアピールに励む。

 陣営では来週にも公明党の推薦を得られると見込む。告示後は自民党の石破茂幹事長や大物国会議員を来島させ、「国政選挙なみの布陣で戦う」としている。

 大浜氏は国頭村の診療所の医師勤務から外れ、2月1日から積極的に市内を回る。八重山観光の火付け役となった新空港開港にこぎ着けた手腕を強調。専門の医療分野や福祉、高齢者支援をアピールする。

 前回は中山氏を支援した一部保守層も取り込み、政党推薦に頼らない「市民党」で組織をまとめる。ビラでは4年の中山市政の課題を追及する姿勢を強める。

 告示前に女性の集いと総決起大会を開き、選挙戦に弾みをつける。