2月14日はバレンタインデー。大切な人に愛や感謝の気持ちを伝える日だ。最近は本命・義理チョコはもちろん、友チョコやマイチョコも定着。チョコを一番身近に感じる日にもなっている。この機会を逃さず、チョコにちょこっとメッセージを乗せて届ける人たちがいる。(村井規儀)

ピンクドットのオリジナルチロルチョコ(手前)とフェアトレード製品

「同性愛への理解を発信したい」と話す砂川秀樹さん

「フェアトレードの理解が進むチャンス」と話す有益祥子さん

ピンクドットのオリジナルチロルチョコ(手前)とフェアトレード製品 「同性愛への理解を発信したい」と話す砂川秀樹さん 「フェアトレードの理解が進むチャンス」と話す有益祥子さん

LGBTレインボーカラーのチロル配布
同性カップルも2.14楽しもう

 「同性愛も異性愛も同じ愛。同性カップルが当たり前に認められる社会を目指そう」と呼び掛けるのは、ピンクドット沖縄共同代表の砂川秀樹さん(47)。同性愛の啓発を目的に「レインボーバレンタイン・キャンペーン」を実施中だ。

 オリジナルパッケージのチロルチョコを配布するシンプルな活動。性的少数者「LGBT」の象徴になっているレインボーカラーに「OK for LOVE」の文字をあしらった包みが目を引く。LGBTに関心を持つ企業1社と有志12人がスポンサーに付き、チョコ250個を無料配布する。

 配布をバレンタインシーズンにしたのは、「男女の恋愛が注目される時だからこそ、同性愛を考えてほしいし、考えられるはず」と砂川さん。

 LGBT当事者にとってバレンタインは? と尋ねると、「気にしないカップルが多いと思うが、社会的にこれだけ盛り上がるイベントなので、やっぱり自分たちも楽しみたい気持ちはある。カミングアウトしていない場合は友チョコや義理チョコに思いを込めて、さりげなく渡しているかな」と話す。

 11日午後1時から那覇市のてんぶす那覇近くで配布する。

フェアトレード 途上国を応援
きょう9日「一揆」イベント

 開発途上国の原料や製品を適正な価格で取引し、生産者の生活改善と環境保全を応援するフェアトレード(公正貿易)。県内初の「バレンタイン一揆」を開催する琉球大学3年次の有益祥子さん(22)は「バレンタインには、みんなでフェアトレードチョコを選ぼう」と提案する。

 イベント名にある「一揆」は一斉行動の意味で使う。「バレンタインを阻止するイベントと誤解されやすい名前だけど」と苦笑い。実際はみんなで一緒にチョコを買いに行き、その写真をフェイスブックに投稿して、フェアトレードのつながりを広める企画だ。

 県内でのフェアトレードの広がりは「いまひとつ」と残念がる有益さん。商品を扱う店舗が少ない上、購入金額の一部が寄付されると誤解している人が多いという。半面、大学や店舗にポスター掲示を依頼すると快く協力してもらい手応えも感じている。

 一揆は9日に決行。午前11時45分に那覇市のドン・キホーテ国際通り店前に集合した後、フェアトレードチョコを扱う店舗へ向かう予定。「目標は50人。みんなで楽しみながら行動して、発信していこう」と参加を呼び掛ける。