【東京】菅義偉官房長官は10日の記者会見で、昨年4月28日に開催した「主権回復の日」式典を今年は見送ることについて「政府としては、今後の開催については、その時々の諸条件を見ながら節目節目に行う。そういう中での判断だ」と述べた。

 菅氏は「(昨年の式典後に)節目に式典を行うことを発表している。例えば、5年、10年などの節目という形で進めていきたいと思う」と説明した。

 政府関係者によると、1972年の本土復帰まで米施政権下に置かれた沖縄では4月28日は「屈辱の日」とされ、昨年の式典開催に反発の声が出たことに配慮した。

 見送りの背景には、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設実現に向け、県側との関係悪化を避ける思惑もあるという。