沖縄海邦銀行(上地英由頭取)が10日発表した2014年3月期第3四半期決算(単体)は、貸出金利回りの低下で本業の貸出金利息収入が減少したほか、国債や株式などの有価証券の売却益も減り、売上高に当たる経常収益は2・2%減の97億2700万円となった。預金金利引き下げによるコスト圧縮に加え、有価証券の売却損も減少し、経常利益は47・3%増の21億2千万円で減収増益となった。

 本業の収益力を示すコア業務純益は19・3%増の15億3100万円。前期に計上されていた旧本店の減価償却がなくなり、経費が減少した。貸出金利息収入の落ち込みを、預金利息支出の低下分が上回り、預貸収支は改善。市況回復で役務取引等利益も増加した。

 貸倒実績率の改善による貸倒引当金の戻入益も加わり、四半期純利益は66・4%増の14億3600万円だった。

 開示債権は、貸出金の回収などで、19・1%減の101億5600万円。開示債権比率は0・73ポイント低下し、2・72%となった。

 貸出金残高(平均残高)は0・8%減の3592億円。住宅ローンを中心に個人向けローンが増加したが、事業性融資が減少した。ただ、事業性融資は改善傾向にあり、昨年12月末時点では増加に転じている。預金残高(同)は個人と法人が減少したが、公金が増え、3・2%増の5802億円だった。