建築企画の未来企画(南風原町、野原剛代表)と、ペットボトルと飲料水の製造を手掛けるブルーオーシャンズ(大宜味村、中田裕久社長)はこのほど、技術開発を支援する「新技術開発財団」(東京都)から助成金の交付を受けた。未来企画は窓ガラスを発光させて外部から室内が見えないようにする「光のカーテン」の位置を窓ガラスの上下、左右に自在に適用させる技術、ブルーオーシャンズは新鮮さを残すためジュースを常温殺菌する技術をそれぞれ来年2月までに開発する。

新技術開発財団の助成を受けた未来企画の野原剛代表(右)と、ブルーオーシャンズの中田裕久社長=10日、那覇市の沖縄タイムス社

 両社によると、1969年の助成開始以降、県内企業が新技術開発財団の助成を受けるのは初めてという。国内から89件の応募があり、そのうち12社の事業が採択された。

 野原代表は「光のカーテンは外部から室内は見えないが、中からは外が見える。位置を動かすことでよりプライバシーに配慮できる」とアピール。将来的にはコンピューター制御で窓ガラスに光の映像を映して、歩行者が楽しめるようにする技術の開発を目指すという。

 中田社長は「これまで加熱していた殺菌が常温でできるようになりビタミンCなどの栄養成分をたくさん残して、新鮮なジュースが味わえるようになる」と説明。大手メーカーでも実現していない常温殺菌の技術を確立して、中東などの新興国市場へ飲料製造プラントの売り込みを強化していくとした。