耳が不自由な人に生活で必要な音を伝える聴導犬を紹介しようと、利用者らによる「出前デモンストレーション」(主催・県聴覚障害者協会、沖縄聴覚障害者情報センター)が16日、那覇市首里石嶺町の県総合福祉センターで開かれる。

聴導犬の「出前デモンストレーション」への来場を呼び掛ける沖縄聴覚障害者情報センターの比嘉豪施設長(右)、上原麻奈美さんと聴導犬の「けい」=那覇市・沖縄タイムス社

 情報センターの比嘉豪施設長は「聴導犬は、盲導犬や介護犬と比べて知名度が低い。県内で1頭しかいないが、癒やしのセラピー効果もある。一般にも広く知ってほしい」と多くの来場を呼び掛けている。

 聴導犬は来訪者を知らせるインターホンや、やかんの湯が沸騰する音などを聴覚障がい者に知らせる。こうした役割を広めようと日本聴導犬協会が全国各地で展開する企画の一環。県内で一般の人を対象にするのは初めてという。

 当日は、県内で唯一の聴導犬と暮らす上原麻奈未さん(50)=与那原町=が雄のチワワ「けい」と一緒に生活ぶりを紹介する。「以前は人が来ても気付かないことがあったが、音を教えてくれるので安心する」と話している。

 聴導犬は県外の施設で育成するため費用もかかるが、知名度の低さから寄付金なども集まりにくい事情もあるという。

 デモンストレーションは午後2時から4時まで、入場無料。問い合わせは情報センター、電話098(943)6617、メールoki-deaf1@otjc.org