【名護】自閉症のアマチュア写真家、米田祐二さん(22)=京都府=が昨年2月、初の一人旅で沖縄の風景などを撮影した写真展「ぼくの旅日記inおきなわ」が13日、市立中央図書館で始まる。那覇の公設市場の様子や各地で出会った人の笑顔、美ら海水族館の生き物など約50枚を展示する。

沖縄初の写真展に「見に来てね」と呼び掛ける米田祐二さん=12日、名護市立中央図書館

 小学5年でカメラに興味を持ち、母千鶴さん(55)の携帯電話で撮影したのがきっかけで、風景や動物などを撮り続け、京都府内のコンテストで府知事賞も受賞した。

 県内でバリアフリー旅行を支援する団体「Kukuru」を頼り沖縄を訪問。人との対話が苦手な米田さんにとって一人旅は未知の体験で、今回同行した千鶴さんは「最初は嫌がり、出発3日前に熱まで出た。でも当日の朝は『沖縄に行く』と。驚いた」と振り返る。

 2泊3日で県内を回り、公設市場の豚のチラガーや面白い表情のシーサー、並んだサーターアンダギーなど心引かれるままにシャッターを切った。千鶴さんは「私も初めての沖縄。祐ちゃんに連れてきてもらいました」と笑顔。自閉症や障がい関係者、多くの人に勇気を与えたという。

 写真展は名護を皮切りに4月末まで沖縄市、那覇市、南城市で開催予定。