キャロライン・ケネディ駐日米大使は13日、日米両政府が米軍普天間飛行場の移設先とする名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部を視察した。基地内から移設場所を見た後、那覇空港から民間機で帰京した。空港では記者団に「いい視察ができた。近く沖縄を再訪できることを願っている」と語り、11日から2泊3日の初訪問を終えた。

詰め掛けた報道陣に手を振って沖縄を後にするケネディ駐日米大使=13日午後、那覇空港

 辺野古を訪れる日程は公表されておらず、当初は上空から視察する予定だったが、当日は陸路でシュワブを訪れた。

 ケネディ氏が基地内に滞在中、普天間から離陸したオスプレイの隊長機1機が上空を飛行。基地が建設された場合の運用を大使にデモンストレーションしたとみられる。

 ケネディ氏は沖縄訪問中、公の場で辺野古移設についての見解は示していないが、12日には移設反対の稲嶺進名護市長と急きょ会談した。オバマ米大統領の信頼が厚く米国内でも影響力のある大使が、沖縄訪問の成果を米政府の日本、沖縄に対する政策にどう反映させるかが注目される。

 13日は辺野古視察に先立ちキャンプ瑞慶覧も訪問。父親のケネディ元大統領が米下院議員時代に一時入院した海軍病院(当時は陸軍病院)を訪れたほか、基地内で働く軍人やその家族らを激励した。