県立博物館・美術館(安里進館長)は15日、南城市玉城前川の観光施設「ガンガラーの谷」内にあるサキタリ洞遺跡で、2万3千~2万年前(旧石器時代)の地層から、貝製のビーズ(装飾品)と道具、人骨が見つかったと発表した。旧石器時代の遺跡から貝器が出土するのは国内初。また、人骨と道具が同じ年代の地層から出土した国内最古の例になる。

 同遺跡では2012年に、1万4千年前の地層から石器と人骨が発掘され注目されたが、今回の成果はさらに年代を更新した。

 港川人とほぼ同じ時期に、同遺跡に人が住んでいた可能性を示す。現場は、港川人が発見された八重瀬町の港川フィッシャー遺跡から雄樋川を上って約1・5キロのところにある。

 同館は2009年にサキタリ洞遺跡の発掘調査を開始。13年には県内最古(約9千年前)の土器が発掘されるなど、港川人の時代(約2万年前)と縄文時代(約6千~7千年前)をつなぐ成果が続いている。