【長嶺栄太通信員】沖縄市出身で中国上海の同済大学4年生の天久晃二郎さん(25)が、中国語の語学力を生かして沖縄県の上海事務所でインターンシップとして学んでいる。現在、中国へ進出する沖縄の企業支援など県の業務を手伝っているが、ことし7月の大学卒業後の就職に向けて「国をまたいだ交流で沖縄の発展に役立ちたい」と意気込んでいる。

インターンシップ生として活躍している天久晃二郎さん=沖縄県上海事務所

 天久さんは高校卒業後の2007年4月、上海へ語学留学。復旦大学で2年間、語学を学び、現在は同済大学の人文学部中国言語学文学学科に在学している。

 高校時代から沖縄文化や沖縄と交流が深い中国に興味を持ち、高校の総合学習では第2外国語として中国語を学習。高校卒業後の進路として迷わず上海への留学を決めたという。

 上海では当初、大都会のビル群に圧倒され、沖縄で学んだ中国語もあまり通じず、発音の難しさを痛感。しかし、上海に集まる多国籍の留学生や、多民族で構成される中国のさまざまな地域の中国人と積極的に交流。長期休暇には中国人の級友の実家へ一緒に帰省するなど、地方の生活に触れる機会もつくって貴重な体験を積んできたという。

 中国の地方は、経済的に発展している上海とは異なり、まだまだ電気や上下水道が未整備なところも多く、経済格差にも驚かされたという。

 天久さんはことし7月に大学卒業を迎えており、就職についても真剣に考えている。

 中国語だけでなく、多国籍の友人から多くのことを学んでおり「中国語だけを生かすのではなく、これからも国をまたぎ多くの人たちと交流し、その中で沖縄の発展に生かしていけるような仕事をしていきたい」と張り切っている。