沖縄ツーリスト(OTS・那覇市、東良和社長)は4月1日からカンパニー制を導入する。旅行やレンタカーなどの県内部門を統括する「OTSカンパニー」と、本土の旅行部門をまとめる「本土地区カンパニー」を設置。新体制の始動に向けて3月1日付で東社長(53)が代表取締役会長(CEO)に昇格し、OTSカンパニーの取締役社長に平良健・常務執行役員国際事業本部長(54)、本土地区カンパニーの取締役社長に秋山武久専務取締役(51)が就任する。

 17日の株主総会で、組織の改編に伴う役員人事を決議した。

 カンパニー制の導入で各部門の独立採算をさらに推し進め、コスト意識と事業責任を明確化。成長が見込まれる分野・地域には集中的に経営資源を投じる。また権限の委譲で経営判断の迅速・効率化と業務の機動力を高め、きめ細かな顧客ニーズへの対応を目指す。

 会長はグループ全体の取りまとめと各社の経営支援、国際競争力の向上に注力。「さらに本土、アジア、世界にフィールドを広げ、成長が著しいマーケットで需要を取り込めるよう挑戦していきたい」(東会長)としている。

 OTSによると、2013年12月決算で沖縄ツーリストを含む関連8社は営業利益を確保し、7社で経常利益を計上。10年の日本航空の経営破綻、11年の東日本大震災に伴う落ち込みが改善したことを踏まえて、新組織体制の始動に踏み切る。