県議会は19日から、米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設するための埋め立て申請を仲井真弘多知事が承認した理由や経緯を究明する調査特別委員会(百条委員会、當間盛夫委員長)を開く。野党は県環境生活部が環境保全策への懸念など48件の意見を付したにもかかわらず、知事が承認した根拠を追及。政府高官と知事の密談内容も問いただす方針だ。これに対し与党は、承認が法的根拠に基づき、行政手続き上も適切に判断されたことを立証する場にしたい考え。

 19日は當間秀史環境生活部長を尋問する。

 野党は百条委の審議の前提となる資料として、環境生活・土木建築・農林水産の関係3部の庁内調整や知事とのやりとりを記録したメモの提出を要求。執行部側は18日、こうした内容のメモが「存在しない」と回答し、提出しなかった。

 野党は「行政機関が内部調整を記録するのは当たり前で、メモがないとは信じられない。何を根拠に承認したのか」(社民・護憲県議)と反発しており、百条委の冒頭で資料の有無をめぐって紛糾する可能性もある。