日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の防衛次官級会合が18日、宜野湾市のホテルで開かれた。過去4回の開催は東京だったが、初めて沖縄で行った。

高良副知事の音頭で乾杯する日本とASEANの防衛担当者ら=18日午後、宜野湾市・ラグナガーデンホテル

 会合後のレセプションで武田良太防衛副大臣は「沖縄の美しい自然や温かいホスピタリティーをASEANの人々に紹介したかった」と開催理由を述べ、「沖縄とASEANがつながる機会になればうれしい」と話した。

 仲井真弘多知事(代読)は沖縄開催に謝意を示し「島しょ県沖縄は台風、地震、津波などへの備えが必要で、アジアとの緊密な連携は重要。日本とASEANが沖縄に集い、地域の安全保障を議論するのは時宜を得たものだ」と述べた。

 会合で日本側は、安倍政権が進める武器禁輸政策の見直し方針に理解を求め、災害やテロ対策分野で現行の禁輸措置に抵触しない装備の共同開発などの協力を拡大することで一致した。ASEANとの関係強化により、海洋進出を活発化させる中国をけん制する狙いがある。

 装備協力に関し、早期警戒・探知や情報収集、輸送分野の能力を向上させることが重要だとの指摘があり、この分野の技術協力をめぐって、参加国から「小さな装備でも共同開発に踏み込むのが重要だ」との意見が出た。防衛省の説明では禁輸見直し方針にも理解が得られたという。

 会合には、タイやインドネシアなど10カ国の代表が参加した。