縫製業のリオ・ビアンコ(福島県、斎藤武夫社長)は、人気ブランド「鎌倉シャツ」で知られるメーカーズシャツ鎌倉(神奈川県、貞末民子社長)の相手先ブランドによる生産(OEM)を、昨年11月から豊見城市の沖縄工場で受注、生産している。福島の本社から縫製技術や工場管理のノウハウなどの指導を受けた県内のスタッフが生産するなど人材育成に取り組み、沖縄の縫製技術に一定の評価が得られたと説明。設備投資も実施して生産効率を高め、2~3年後には年間4万枚の生産を目指す。

県内で縫製したドレスシャツを紹介する(左から)斎藤社長、赤嶺主任、海邦総研の比嘉明彦主任研究員=県庁記者会見室

 斎藤社長、沖縄工場の赤嶺愛美主任らが18日、県庁で会見。工場ではOEMで求められる高度な技術でかりゆしウエアを生産しており、「かりゆしウエアのブランド力、付加価値アップにつなげたい」などと述べた。

 リオ・ビアンコは月間約1万2千枚の「鎌倉シャツ」を生産しており、そのうち千枚を沖縄工場が受け持つ。肌触りが良く型崩れがしにくい「巻き伏せ本縫い」と呼ばれる技術で縫製する。同社は衣料専門店「ユナイテッドアローズ」のOEMも手掛けており、4月以降に沖縄でも生産を始める。

 OEM受注に向けた取り組みは、県の「縫製業新展開促進事業」の一環。海邦総研(我如古清社長)が受託し、2012年度から県内外の企業の技術交流などをサポートしている。