県産経産牛の流通を促進しようと、県畜産振興公社と、飲食店のインターネット検索サービスを手掛ける「ぐるなび」(東京都)は18日、那覇市内で、牛肉の水分を抜きながら微生物の作用で熟成を深めて、肉質を軟らかくする「ドライエイジング」をした経産牛の試食会を開いた。県内ホテルや食肉加工メーカーなど32社、90人が肉厚に切られた経産牛のステーキを味わった。

ドライエイジングした県産経産牛の調理方法を見学する試食会参加者=18日、那覇市の県男女共同参画センター「てぃるる」

 県内は肥育用子牛の主要生産地だが、母牛の入れ替えが課題となっている。経産牛は肉が硬いため、ミンチにしてハンバーグなどに加工されているが、取引単価が低い。ドライエイジングは経産牛でもステーキとして食べられるため、試食会を通じて県内ホテルで取り扱ってもらい、入れ替えを活発にする。

 試食会で、日本ドライエイジングビーフ普及協会の佐野佳治副会長が、ドライエイジングは霜降りの和牛よりも、脂肪の少ない経産牛などの赤身の多い肉が適していると説明。熟成を深めることで、うま味成分のアミノ酸が4~5倍に高まるとした。