南城市玉城前川のサキタリ洞遺跡(観光施設「ガンガラーの谷」内)の約2万3千~2万年前の地層から見つかった貝器と人骨などを展示する「サキタリ洞遺跡発掘調査速報展」が18日、県立博物館・美術館で始まった。3月16日まで。開場と同時に多くの人が訪れ、人類の起源に思いをはせた。

サキタリ洞遺跡で見つかった2万年前の人骨と貝器を見る観覧者=18日、那覇市の県立博物館・美術館

 猿人から始まり、原人、旧人、新人と、人類の進化をたどる中で、港川人やサキタリ洞での成果が世界史にどう位置づけられるかが分かる展示となっている。

 展示を見に訪れた国立科学博物館の篠田謙一・人類研究部人類史研究グループ長は「石器の発見にとらわれず、当時の人類の生活から道具を考える視点ができた。これまでの考えを変える、影響の大きい発見だ」と評価した。

 発掘現場のガンガラーの谷ケイブカフェでは、特別展が同時開催されている。