県警と那覇市消防本部、陸上自衛隊第15旅団(第15特殊武器防護隊)は19日、那覇市の陸上自衛隊那覇訓練場で、県内の離島に放射性物質を含んだ人工衛星の破片が落下したという想定で実動訓練を行った。

落下物の周辺で汚染状況を調べる県警と陸自=19日、那覇市・陸上自衛隊那覇訓練場

 陸自によると、3機関合同で特殊災害対応訓練をするのは県内初。原発がない地域で放射性物質による汚染を想定した訓練は珍しいという。外国の人工衛星が、県北西上空で大気圏に突入した際に爆発し、離島に部品の一部が落下。住宅地が放射線で汚染されたという想定で行われた。

 通報を受けた県警は現場に到着すると住民に扮(ふん)した関係者に「煙を吸うと危険。ハンカチや袖で口などを押さえて風上に避難して」と声を掛け誘導した。消防や県警が汚染場所などを調べた。陸自の初動対処部隊(ファストフォース)も除染の手順や役割などを確認した。

 陸自は訓練結果を検証し、日ごろから連携を深めるため定期的に3機関での合同訓練を実施したいとしている。