磯(堤防)のウキフカセ釣りで使用するスピニングリールの話です。

 戦前から、メジナ釣りでは「竿(さお)は利き腕、リールは左ハンドル」と言われ続けて現在に至っていますが、右利きのエドはメジナ釣りを始めた44年前からズーッと左竿持ち右ハンドルで通してきました。「楽に操作ができて、目的魚を釣ることができればどっちでもいいんじゃないの?」

 左ハンドル提唱の起源は、大型メジナを討ち取るために考案された阿波釣法(四国徳島県)にあります。

 その昔、グラスロッドが登場する以前のチョー重い竹竿&太鼓リール時代には利き腕で竿を持たなければ、釣りを続けられませんでした。

 この感覚がいまだに尾を引いているため、以前と比較して道具がチョー軽くなった現在でも、右手で竿を持つ至上主義から脱却できないでいるのだと考えます。

 初心者がスピニングを使うときには右ハンドルから入るのが普通です。それを、磯釣り中級者になるまでの間に左ハンドルに変える右利きの人がいかに多いことか! 右ハンドルを左に変えると、慣れるまでに時間がかかります。

 「箸を今日から左で持てと言われたら死んだ方がマシ」

 右ハンドルのエドですが、左ハンドル派に釣果で遅れをとったことはありません。(芸能もやる磯釣り師)