【石垣】石垣市名蔵湾で県内最大級のコモンシコロサンゴや急成長するサンゴ群落を確認したとして、八重山ダイビング協会は20日、石垣市の中山義隆市長に、保全と活用を同時に進める「ジオパーク」に名蔵湾一帯を登録するよう要請した。「ジオパーク」はユネスコが活動を支援する自然公園。

ユビエダハマサンゴの群落。小魚の多さは石垣の他の海域にない名蔵湾の特徴(八重山ダイビング協会提供)

 同協会のダイバーは本年度まで2年間、オニヒトデ駆除事業で同湾をくまなく潜った。8年前の大型台風で大多数のサンゴが死滅したとされたが、2メートルを超すテーブルサンゴや無数の小魚が住む群落を複数確認した。

 同協会の佐伯信雄さんは「沖縄一の山、於茂登岳からマングローブの森、名蔵湾とつながる生態系の豊かさがサンゴ再生を促しているとみられる」と指摘する。

 名蔵湾は自然保護指定されていない。