県出身初のプロ囲碁棋士の時本壱(はじめ)九段(65)が、1月31日付でプロを引退した。那覇市出身。最高段位の九段は、県出身者では新垣武九段に次いで2人目。

プロ囲碁棋士を引退した時本壱さん

 時本さんは、1962年、宮下秀洋九段に師事。68年に入段、2005年九段になった。県出身の知念かおり四段ら門下生を育てた。

 時本さんは「やり切った」とプロ棋士人生を振り返り、「門下生の活躍を見るのが楽しみで、とても頼もしい。沖縄は碁が盛んなので、今後も多くの人に碁を楽しんでほしい」と話した。

 本紙囲碁欄の解説を担当する県囲碁連盟事務局次長の石嶺知子さんは「プロの中でも早打ちで有名。誰とでも気さくに碁を打ってくれる優しい方で、引退は惜しまれる」と話した。