琉球大学法文学部清水一成教授の研究室の学生らが2012年、同大の学生500人に飲酒実態アンケートをしたところ、約1割の学生が飲酒運転をしたことがあると答えたことが20日までに分かった。ないと答えた中にも、飲酒運転をしている可能性が高い学生は過半数を占めた。清水教授は「取り締まりが厳しいのは分かっていても、お酒が抜けていないことを自覚していないのではないか」と指摘した。(與那覇里子)

琉大生の飲酒調査

 調査は、県内で飲酒に絡む事件・事故などが後を絶たないため、大学生の飲酒の実態を明らかにしようと、おととし10月の約1カ月間、実施した。教育、理、工、医など全7学部を対象に、質問22項目の記述式。回収率は100%。

 学生らは、飲酒運転をしたことがないと答えた91%の学生について、飲酒量と飲酒後の仮眠時間などからアルコール分解時間を推測。

 結果、翌日に無自覚で飲酒運転をしている可能性の高い学生は全体の52%に上り、可能性が低い学生は39%だった。

 一気飲みをしたことがあるのは、全体の43%で、そのうち男性は65%、女性35%。一気飲みの経験者は、1年生では27人だが、3年生で56人、4年生で112人と年次が上がるにつれて多くなる傾向にあった。

 調査をした研究室の学生らは「飲んだ後に車で寝たら飲酒運転にはならないという間違った認識や、その場のノリで一気飲みをしてしまっているのではないか」と分析した。

 研究室では、調査をまとめた冊子を600冊作成。図書館や学食などに置き、飲酒についての正しい理解などを呼び掛けている。

 同大の学則では、人身事故を伴う飲酒事故の場合は、退学または停学、伴わない場合は、停学または訓告の処分があると記載されている。