【東京】北方領土に関する全国スピーチコンテスト(主催・北方領土問題対策協会)が22日、都内で開かれ、原稿審査で選ばれた出場者10人から那覇市立石嶺中学校3年の上地リオンさん(15)が審査員特別賞を受賞した。県内からの参加は初めて。

審査員特別賞を受賞した上地リオンさん(中央)と母親の靖枝さん(右)、砂川恵長教頭=22日、東京都千代田区

 上地さんは「教科書だけでは学ぶ機会が少ない北方領土について、広い視野で考えようと伝えたかった」と受賞を喜んだ。

 昨年夏、北方領土の視察事業に参加して知った元島民の返還運動が、沖縄で米軍基地の返還を求める人々の光景と重なったとして、北方領土問題も一地域の問題ではなく、解決のためには国民がもっと関心を持つことが大事だと訴えた。

 指導に当たった石嶺中の砂川恵長教頭は「実際に視察に行った経験を作文に生かし、短期間でスピーチの練習も頑張った」と評価した。

 コンテストは全国の中学生から6604件の応募があり、原稿審査を経て選ばれた10人がスピーチした。