【堀江剛史通信員】ブラジル日系社会の最高齢だった上地マツさん(名護市出身)が2月1日、老衰のため亡くなった。110歳。

昨年12月に110歳の誕生日会で元気な姿を見せる上地マツさん

 マツさん(旧姓・与那嶺)は同郷の夫、上地寛吉さん(故人)が呼び寄せる形で1925年に移住。サンパウロ州の奥地で約30年間、農業に従事した。寛吉さんが51歳の若さで死去したため、女手ひとつで5人の子供を育て上げた。61年にサンパウロ市に転居し、家事や孫の世話をしていた。97歳までゲートボールを続け、100歳を超えても日本語新聞を読むのが日課だった。

 生前親しかったブラジル県人会の与那嶺真次・前会長は「頭は最後まで確かだった。一昨年のBEGINコンサートで楽しんでいる姿が目に浮かぶ」と故人をしのんだ。