【石垣】石垣市長選が告示された23日、立候補した現職の中山義隆氏(46)と前職の大浜長照氏(66)は市内を遊説し、政策や支持を訴えた。

経済・子育て施策強調
中山義隆陣営
 

 肌寒い風が吹く午前8時。市平得の選対本部で開かれた出陣式に、中山氏はかりゆしウエア姿で登場した。

 「前回の市長選も同じこの服で戦った。私は初心を決して忘れません」と声を振り絞った。

 これまで公務の合間の選挙戦で十分な活動ができなかったとし、「自公の推薦をいただいたが、何より一人一人が推薦者。勝たせてください」と集まった支持者に深々と頭を下げた。

 自民党の県選出国会議員や公明党県本幹部、外間守吉与那国町長、宜保晴毅豊見城市長らが連帯のあいさつに立ち、「実績十分の中山氏を再選させ、観光発展につなげよう」と呼び掛けた。

 遊説車では中山氏がマイクを握り、経済や子育て施策、農業振興を強調。集落ごとのスポットでは支援者とガンバロー三唱で気勢を上げ、支持を呼び掛けていた。

医療・福祉充実訴える
大浜長照陣営
 

 青空が広がった午前8時半、大浜氏は市真栄里の後援会事務所の出発式で、市民目線の市政の実現を訴えた。

 大浜氏は、過去16年間、新石垣空港をめぐって島が二分されたことを振り返り、「白保の海をみなさんと守ってきた」と市長時代の実績を強調。「新空港の恩恵を受けた豊かな島にしたい」と呼び掛けた。また「長生きできる島にしたい」と八重山病院の機能強化を訴えた。

 高嶺善伸選対本部長は「市民の信頼があつい大浜さんを市長に」と声を振り絞った。大浜氏が約2年半診療所で働いた国頭村安田からは神山担治区長が、糸数慶子参議院議員、赤嶺政賢衆議院議員らも駆けつけてエールを送った。

 遊説中は車から手を振り、各地で医療・福祉の充実を訴えた。指笛に合わせてカチャーシーを踊り、支持を呼び掛ける場面もあった。