【東京】防衛省は南西地域の防衛強化のため新編を計画している陸上自衛隊の初動担任部隊の配備先として、石垣市の大崎牧場周辺やサッカーパークあかんまなど複数の候補地を検討していることが23日、分かった。3月中にも宮古島や奄美大島を含めた範囲から最終候補地を絞り込む。

 南西地域の有事に初動対応する警備部隊の配備先として、十分な土地を確保できることやアクセスなどを考慮し、昨年開港した新石垣空港周辺や旧空港の周辺なども検討に挙がっている。

 ただ、市宮良のサッカーパークは市民が日頃から利用していることや、市真栄里の旧空港は市街地に近く、跡利用の計画などもあることから配備には地元の反対が予想される。

 部隊の配備は、政府が昨年12月に決定した中期防衛力整備計画(中期防)で沖縄周辺を想定した警備部隊として配備の方針が盛り込まれ、長崎県の対馬警備隊(約400人)の規模を想定している。

 小野寺五典防衛相は23日、南西地域への陸上自衛隊の部隊配備計画について「どの島にどういった部隊を置くかまだ決まっていない。(一部報道で)名前が挙がった(石垣島の)2カ所を候補地として決定する事実はない」と述べた。講演した岐阜市で記者団に答えた。