【名護】市立中央図書館(比嘉美佐江館長)の移動図書館3代目「がじまる号」が2月から市内各地を巡回している。貸し出し地域は市内29カ所で園児や児童、大人まで幅広い利用者のニーズに応えられるように紙芝居から専門書まで3千冊が収められ、利用者に好評だ。

好きな本を手に笑顔がこぼれる児童たちに囲まれたがじまる号=13日、名護市・屋部小学校

 車の側面には同図書館のキャラクター「ピプルくん」がガジュマルの下で小鳥たちに本を届けるイラストが描かれ、読書の楽しさが伝わってくる。

 「車が来ると笑顔いっぱいの子どもたちに私たちも元気をもらっています」と語るスタッフの西香さん。「大人になって自分の子どもと一緒に利用できる温かい場所として続けていきたい」と意気込む。宮城敬吾さんと宮里充さんは「安全運転に努める」と力強く語った。

 「がじまる号」は13日、屋部小学校を訪問。児童の「あと1冊、あと1冊」「うーん、どれにしようかなー」と本を選ぶ声が車内に響いていた。

 比嘉隼世くん(同小5年)と喜名政太くん(同)はクラス分の50冊を借りた。「野球をしているので有名選手の活躍を本から学び取り、努力したい」と笑顔。

 比嘉館長は「大人も本を読む習慣をつけてほしい」と話す。がじまる号が地域の人と心を育てることに期待している。(島袋仁明通信員)