【糸満】修養団沖縄がじまる会(宮城英次会長)とSYDボランティア友の会(坂本大生会長)主催の沖縄戦遺骨収集ボランティア活動で24日、日本兵とみられるほぼ一体がそろった遺骨が見つかった。関係者は「今年で27回となるが、ほぼ全身の遺骨は初めてでは」と話している。

一体がほぼそろった日本兵とみられる遺骨を収骨する参加者=糸満市

 発見場所は糸満市真栄平の南にある山を100メートルほど入った地点。沖縄戦当時にあったという旧日本軍の陣地から延びる兵士の移動用の浅い壕跡に、手を胸に置いてあおむけに寝かされた形で、表土から約40センチの中に埋まっていた。身長は170センチほど、左腹付近には砲弾の破片を思わせる鉄の塊があった。軍服についていたとみられる肩章やボタンも同時に見つかった。

 探し当てた佐藤昭典さん(69)=茨城県=は「地上に出してあげられて良かった」、宮城会長も「若い兵だと思う。活動を続けてきたかいがあった」と話した。

 修養団(東京)は公益財団法人で、がじまる会は沖縄支部の位置づけ。1986年から毎年、遺骨収集を実施。今回は同日までの3日間、糸満市真栄平などの山中で、延べ80人余が参加し、計20柱分を収骨した。同市の南北の塔で慰霊祭を行った後、遺骨は県平和祈念財団の戦没者遺骨収集情報センターに託した。