琉球銀行(金城棟啓頭取)と沖縄銀行(玉城義昭頭取)のインターネットバンキングで、顧客のパスワードが盗まれ、不正に送金される被害があったことが25日、分かった。県警は不正アクセス事件として捜査している。琉銀はウイルス対策ソフトのダウンロードを利用者に呼び掛け、沖銀は登録していない口座への送金サービスを停止。被害の拡大防止に努めている。

 琉銀では昨年12月に県内企業1社から1200万円、沖銀はことし2月に県内企業2社から計1100万円が、顧客の知らない県外の銀行口座に不正に送金されていた。

 被害に遭った企業のうち2社が身に覚えのない送金に気づき、那覇署に被害届を提出。県警はネットバンキングのシステムに不正にアクセスしたとみている。両行とも原因について「捜査の推移を見守りたい」としながらも「総合的な状況判断から当行からの情報漏えいはないと考えている」としている。

 琉銀は過去6カ月間に取引のあった顧客を行員が訪問して注意文書を配布したほか、全利用者にダイレクトメールを送付。沖銀は登録したパソコン以外から送金できないようにする電子証明書の取得を呼び掛けている。被害は法人のみで、発覚した事件以降の不正送金は出ていない。