【東京】米軍旧立川基地の拡張計画をめぐる1957年の「砂川事件」の元被告土屋源太郎さん(79)=静岡市=は26日、米軍駐留を違憲とした東京地裁判決(伊達判決)を最高裁が破棄し、差し戻した後の有罪判決は誤判だったとして、免訴を求めて東京地裁に再審請求すると明らかにした。

 土屋さんは「辺野古の新基地建設が進められようとしている中、今こそ伊達判決の意義を広めないといけない」と訴えた。

 再審請求するのは土屋さんを含めた元被告ら4人。 土屋さんは都内で記者会見し、事件をめぐって最高裁長官(当時)が米側と接触し、裁判の見通しを漏らしていたことなどが米公文書で判明していることを挙げた上で「正当性を持たない判決を失効させ、司法の在り方を問いただす」と強調。「伊達判決から55周年を迎える。事件の実態を理解してもらう手段として夏までに再審請求する」と説明した。