【石垣】3月2日投開票の石垣市長選は27日、「三日攻防」に入った。現職の中山義隆氏(46)=自民、公明推薦=と、前市長の大浜長照氏(66)=無所属=は街頭や事業所で政策をアピール。終盤の票の掘り起こしに精力を注いだ。

 中山氏はかりゆしウエア姿で自転車にまたがり、市街地を巡回。「中山をよろしく」と行き交う車に手を振り、自身の特性を強調した「若さと行動力」をアピールした。

 同日は自民党の渡嘉敷奈緒美副幹事長が応援に訪れ、県議らとともに1期4年の実績や国、県とのパイプを強調した。

 午後5時20分、中山氏は市新栄町で街頭演説に立ち、待機児童ゼロや介護施設の充実を強調。好調な観光のインフラ整備を進め、「島を訪れた人々が交流を深める観光発信地を世界にアピールする」と訴えた。

 残り2日も自転車で巡り、市民と距離を縮め、訴えを届ける。「一人でも多くの人と会い、思いを伝えたい」と力を込めた。

 大浜氏は福祉施設や児童館を回り、利用者から市政への要望を聴き「市民の声を市政に届ける」と約束。住宅や事業所を歩き回るスタイルをこの日も続けた。

 陣営は選挙カーの訴えから、知人友人に期日前投票を呼び掛ける戦略に切り替え、終盤は稲嶺進名護市長を招き、弾みをつける。

 午後5時45分、市美崎町でマイクを握った大浜氏は、県立八重山病院の機能拡充や中学生の給食費無料化を強調。陸上自衛隊の石垣配備計画について、「平和こそ宝。まちづくりに障害がでる基地は石垣にいらない」と訴えた。

 終盤も住宅や事業所を訪ねる「どぶ板選挙」を続ける。「市民の訴えを市政に反映できるように走り回りたい」と決意した。