【平安名純代・米国特約記者】米国防総省のキャシー・ウィルキンソン大佐(広報担当)は26日、米上院公聴会で証言し、2013米会計年度(12年10月~13年9月)の米軍の性的暴行事件の届け出数が約5400件で、前年度比で約60%増加していることを明らかにした。数字は中間報告で、最終的にはさらに増える可能性が高いという。

 国防総省が昨年5月に公表した12会計年度の届け出数は3374件で、被害者の実質推定数は約2万6千人だった。

 被害報告や訴追がすべて米軍内で処理される現行システムでは、被害者が報復を恐れるなどの理由で届け出を見送るケースが多いため、届け出件数と実質推定数に違いがあることが、これまでの調査から明らかになっている。

 公聴会は、性的暴行とPTSD、自殺の関連を明らかにする目的で、ジリブランド上院議員の要請で開かれた。年次報告書は5月に公表される予定。