名護商工高校(小禄健夫校長)で1日に開かれた卒業式で、髪の色などを理由に卒業生15人が参加を認められなかったことが分かった。大半の生徒は式に備え黒く染め直していたが、不十分と見なされた。当事者からは「基準が厳しすぎる」「大切な節目を台無しにするほどのことなのか」といった疑問や批判が出ている。

 髪はいったん染めると、完全に元の色に戻すのは難しい。見た目は黒髪になっていたが、学校の判断で不可とされた。

 学校側は、入場の始まる午前9時50分までに染め直すよう求めたが、間に合った生徒はいなかった。染め直す友人に付き添ったために数分遅れた生徒も、同じく参加できなかった。

 15人のうち戻ってきた9人は式の途中から会場後方に座ることは認められたが、卒業証書授与では名前は読み上げられず、式後に別室で証書を受け取った。

 母親の一人は「黒髪になっているのを家族で確認して朝送り出した。何度染め直しても指導されることが以前からあり、度が過ぎている」と落胆している。

 学校側は「きちんとした黒髪でなければ駄目だということは繰り返し説明している。断腸の思いだが、ルールは守らなければならない」と話している。