【北部】大宜味村在住の写真愛好家・前田貞夫さん(74)が、美ら海水族館の魚たちを表情豊かにとらえた写真集を出版し、2月18日から名護市以北の全小中学校に1冊ずつ無料で配布している。前田さんは「魚をじっくり見ると観察眼を養うことができ、芸術的なモチーフも見つかる」と話し、子どもたちが写真に関心を持つよう期待する。

「なかなか見られないシーン」という、ジンベエザメ同士がぶつかる瞬間などを紹介する前田さん=2月19日、沖縄タイムス北部支社

 「美ら海ファンタジー」と題する写真集はA4判の横開き100ページ。カラフルな熱帯魚や深海魚、ウツボ、人面のようなエイ、悠々と泳ぐジンベエザメ、夕日をバックにしたイルカショーなどを収めた。

 いずれも一般客が通るエリアから撮影。フラッシュは基本的にたかず1カ所で粘らないなど、周囲に迷惑をかけないよう注意した。巻末には撮影に適したポイントや時間帯、マナーをまとめ、初心者向けにアドバイス。

 前田さんは兵庫県の会社を定年退職して2001年に帰郷。ネイチャーフォトを中心に趣味の写真を撮っている。沖展準会員で沖縄写真連盟理事も務め、全国の写真コンテストで数々の入賞歴がある。

 2年前、同水族館に知人を案内した際、「魚の顔が面白い」と興味を持ち年間パスポートを購入、これまで約50回通った。写真集は1部2千円(消費税抜き)。問い合わせは前田さん、電話090(6859)0118。