【浦添】中学3年生の給食費無料化をめぐり、浦添市教育委員会が松本哲治市長に宛てた2014年度当初予算案に反対する意見書が書き換え・受理されていた問題で、3日、浦添市議会(又吉正信議長)3月定例会で、池原寛安教育長は自らが一部の教育委員に提起して意見書を書き換えたことを明かし、これまでの説明を覆した。給食無料化に対する過去の議会答弁との矛盾が生じることを危惧したと説明した。

 定例会冒頭で池原教育長が発表した、おわび文では、提起を教育長ではなく別の委員から「強い申し入れがあった」などと事実でないことが記されていた。緊急質問で市議らの指摘を受け訂正した。一部の市議は、池原教育長の不信任決議案を提出する方針。

 池原教育長は教育委員会の正式な合意を経て意見書を提出したが、市長部局から「過去の議会答弁と整合性がとれないのでは」などと指摘されたため、書き換えを進めたという。

 原因については、教育委員会の正式な合意手続きを経ず、教育委員の過半数の理解を得られれば修正できると勘違いしていたと謝罪。一方、意図的な改ざんについては否定した。

 また、修正された意見書は当初決裁された意見書の廃案手続きを取らないまま、市長部局に提出したことも発覚した。下地節於総務部長は「本来の公文書の取り扱いからすれば不適切だった」と同市文書取り扱い規程に違反しているとした。

 松本市長は、給食費無料化の予算案計上は、権限が市長にあり、これまで教育委員会と交わした議論を踏まえたと説明した。意見書の書き換えと予算の計上は「別問題」で、教育委員会内の問題との認識を示した。