【名護】名護市屋我地済井出の喫茶店「ふくろうの家」が、正月飾りや桃の節句にちなんだ人形や小道具を精巧なちりめん人形で店内を飾っている。同店経営の玉那覇敏枝さん(68)が5年前からひな人形や五月人形を中心に作り続けており、季節柄、店を訪れると5~約20センチ、平均50グラムのかわいらしい「ひな人形」が迎えてくれると好評だ。

「1体作るのに2時間」と話す玉那覇さん(右)とひな飾りを見に来た近所の瀬田さんと新城さん

かわいらしく精巧な手作りのひな人形

「1体作るのに2時間」と話す玉那覇さん(右)とひな飾りを見に来た近所の瀬田さんと新城さん かわいらしく精巧な手作りのひな人形

 「自己流ですが、作っているうちに楽しくなった」。玉那覇さんは看護師を定年退職し10年前、喫茶店をオープン。人形は生地が縮れたちりめんなどの切れ端を使い、中に綿を詰めて作ったもの。作りためた作品は約500体、約200種類に上る。手作り「ひな人形」の出迎えを喜び、固定客も増えたという。

 孫の誕生を機に作ったという15センチ幅のおひなさまとお内裏さまはかわいらしさと同時に品格も十分。約15センチ×10センチの重箱に詰められた「卵焼き」「すし」「和菓子」などは、ちりめんで作られたとは思えないほど精巧だ。遊びに来ていた屋我地小2年の瀬田彩花(いろは)さん、新城遥花さんは「とってもかわいい。今日は私たちの節句だね」「エビも太巻きもおいしそう」とニコニコ。

 済井出の海岸で拾ったハマグリに、着物を着せた約15センチの「ハマグリひな」や、柄杓(ひしゃく)や急須を持つ三人官女、鼓や笛などを奏でる五人ばやしなどどれも精巧で、楽しげだ。

 玉那覇さんは「おひなさまとお内裏さまがいればひな飾りになる。五月人形は午(うま)年にちなみ、飾り馬を作ろうかな」と思案している。問い合わせは同店、電話0980(52)9555。(玉城学通信員)