女子プロゴルフの国内開幕戦、第27回ダイキンオーキッドレディストーナメント(7~9日・琉球GC=6473ヤード、パー72)の指定練習が4日、始まり、各選手が本番に向けてショット、パットの最終調整を行った。今回、県勢は通算10勝目を目指す諸見里しのぶ、昨季ルーキーイヤーで賞金ランキング8位となった比嘉真美子、米ツアー参戦中の宮里美香、上原彩子、ツアー出場権を懸けた昨年の予選会(クオリファイトーナメント=QT)上位の大城さつき、新崎弥生、山城奈々、主催者推薦の川満陽香理、上原美希、大城美南海、アマチュアの新垣比菜(具志川中)、金城沙希(名護高)、比嘉梨沙(宜野座高)、伊波杏莉(読谷高)の14人が出場する。賞金総額1億円(優勝1800万円)を懸け争う。練習は5日まで。

12番でティーショットを放つ諸見里しのぶ=琉球GG

10番でグリーンの感触を確かめる大城さつき

16番でティーショットを放つ山城奈々

9番でセカンドショットを放つ大城美南海

12番でティーショットを放つ諸見里しのぶ=琉球GG 10番でグリーンの感触を確かめる大城さつき 16番でティーショットを放つ山城奈々 9番でセカンドショットを放つ大城美南海

自分を信じ優勝目指す 諸見里しのぶ

 2009年を最後に、優勝から遠ざかっているホステスプロの諸見里しのぶが、今年も地元沖縄での通算10勝目に挑む。数年来、悩まされていた肋骨(ろっこつ)の痛みもほとんどないといい、「良いコンディションで迎えられる。やるからには、しっかり優勝を目指す」と宣言した。

 久々に沖縄独特の芝と風を体感。練習ラウンドでは「本土ではあまり味わえないコウライ芝と、仲良くなるように」と心掛けた。距離感をつかむのが難しい風に対しては、「自分を信じて打ち抜く」と迷いはない。

 賞金シードを失い、09年に獲得した5年シードが切れる今季を「勝負の年」と位置付ける。「まずは、ゆっくりとやるべきことをやる」と平常心で臨む。

(當山学)

名投手に学びメンタル強化 大城さつき

 プロ入り後、賞金シードを逃し続けている大城さつきだが、昨年のQTで7位に入り、2年連続でフル参戦の権利をつかんだ。

 オフは風邪をこじらせたり、妹の出産もあり慌ただしかった。その中でプロ野球キャンプで巨人の尾花高夫コーチと話す機会があり、競技面や私生活面まで及ぶメンタルについて学んだ。「今までは技術、技術だけだったけど、話を聞いて身が引き締まった」

 これまで、シード権獲得を目標に掲げて実現しなかった。「どうせなら、賞金5千万円を稼げるように」と大きく上方修正。「恥ずかしくて言えなかった」という「優勝」も口にするなど、新たな気持ちでスタートダッシュを図る。

安定した飛距離 山城奈々

 プロとして初出場の山城奈々。アマチュア時代は2年連続で予選落ちだった。飛ばし屋のルーキーは「最近は軽く振っても飛ぶようになって、安定して飛距離が出てきた」と、今回こそ決勝ラウンド進出を目指す。

 QT19位で、ダイキンをはじめとするツアー出場権を獲得。「まだプロ試験にも受かっていないのに、ビックリしている。本当に全試合に出場できるという実感が湧かない」としながらも、「全てが勉強になる。先輩プロを見習い、結果がついてきたら」と胸を躍らせている。

地元デビュー喜ぶ 大城美南海

 推薦で出場する大城美南海は、ダイキン会場の南城市玉城出身。「いろんな人に推薦してもらって、デビュー戦を地元でできる」と喜ぶ。

 正確なショットが武器。持ち球はドローだったが、フェードも覚えて幅を持たせた。「今日回ってみて思ったよりも良かった」と手応え。

 「タイ合宿もして、良いオフを過ごせた。ショートゲームは昨年より良い」。ショットとパットがかみ合ってビッグスコアを出してきた実績があるだけに、上位進出の可能性は十分だ。