レオ・レオニ原作の人気の絵本「スイミー」を基にした組踊版「スイミー」が10、11の両日午後2時と7時から浦添市の国立劇場おきなわで上演される。

組踊への抱負を語る新城唯子=浦添市内

 親や兄弟をジンベエザメに食べられた若衆のスルル小が仲間たちの助けを借りて敵討ちを果たす内容。主役のスルル小を演じる新城唯子(あらしろゆいこ)が「先輩方に助けてもらって、頑張りたい」と抱負を語った。

 初めてスルル小を演じたのは県立芸大2年の時。脚本・演出の嘉数道彦は「組踊が好きというのが舞台に出る。若衆の役どころにぴったり」と起用を決めた。スルル小は新城の「当たり役」となり、上演を重ねる。

 現在、芸大大学院1年。「要領が悪い」と自己分析するが、「できないことに挑戦しないと自分はだめになる」と組踊を専攻したしんの強さも併せ持つ。「ゆっくり、地道に組踊を続けていきたい」

 今年は小学生に「スイミー」を教える機会も得た。指導した子どもたちがチラシを見て「先生、今度は大人のスイミーやるの?」と聞いてきたという。「興味を持ってくれてうれしかった」とほほ笑んだ。

 阿嘉修振り付け、仲村逸夫音楽。ほかの出演は上原信次、藤戸瑛子、川満香多ら。地謡は仲村、玉城和樹、和田信一ら。

 入場料は一般2千円。問い合わせは同劇場、電話098(871)3350。