米軍普天間飛行場の第31海兵遠征部隊所属AH1ヘリコプターが5日夜、沖縄本島の沖合で米海軍ドック型揚陸艦「デンバー」への着艦に失敗した。米海兵隊によると、通常の夜間飛行資格認証訓練を実施していたという。デンバーは6日、うるま市のホワイトビーチに接岸、同ヘリは右側のスキッド(接地部分)が折れ曲がり、右へ傾いた状態で甲板上に駐機している。乗員にけがはなく、米海兵隊が事故原因を調べている。

ドック型揚陸艦「デンバー」への着艦に失敗した米海兵隊のAH1ヘリ=6日午後5時ごろ、うるま市勝連平敷屋・ホワイトビーチ(国吉聡志撮影)

 2日には米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイ1機が嘉手納基地へ着陸後に白煙を上げ、4日にも米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機1機が同基地の北西約150キロの海上で重さ110キロを超える風防ガラスを脱落させるなど米軍機事故が相次ぎ、県内で批判が高まっている。

 事故を受け、沖縄防衛局は在沖米海兵隊外交政策部(G7)に対し、適宜適切な情報提供と安全確認の徹底、再発防止を求めた。

 県知事公室は事実関係を把握でき次第、7日にも関係機関に原因究明と再発防止策を申し入れる。

 米海兵隊によると、AH1はデンバーに複数回通常の着艦を繰り返した後、右側のスキッドと、着陸装置のクロスチューブと呼ばれる部品が破損していたという。

 米海兵隊は6日午後4時すぎに事故の概要を発表した。沖縄防衛局などの問い合わせに「6日にはトラブルは起きていない」と回答し、5日夜の事故に関しては回答が遅れた。