春の彼岸に向けて「太陽の花」で知られる県花卉(かき)園芸農業協同組合(宮城重志組合長)は6日、首都圏出荷向けにチャーターした全日空の貨物臨時便から大小のキク4千箱(1箱=200本入り)を空輸した。彼岸用キクの国内市場は9割強を沖縄産が占めており、同組合は“責任産地”として15日までの間に24万9千箱(前年比98%)を出荷、24億円の売り上げを見込んでいる。

本土の市場へ向けて臨時貨物便で出荷の準備を進める「太陽の花」の彼岸用キク=6日、那覇空港

 同組合は3日から定期便や船舶便で出荷作業を始めているが臨時便を使うのはこの日が初めて。那覇空港貨物ターミナルでは正午の離陸に向けて、ANAのスタッフらが産地からトラックで陸送された梱包(こんぽう)物を手際よくコンテナに詰め替え、機内へと運んだ。

 同組合によると、ことしの作況は気候が安定し質・量ともに良好。前年は悪天候から値崩れにつながったが、ことしは需給バランスもよく適正価格を維持できるとみている。 

 宮城組合長は「予定通りの出荷になった」と話し、市場の反応に期待感を示した。