【宮古島】「飲(ぬ)んつかー 乗(ぬぅ)らんどぅ~(飲んだら乗るな)」-。宮古島の製パン老舗「富士製菓製パン」が3月から、飲酒運転防止の標語とイラストを食パンの袋に取り入れ、市内で販売を始めた。飲酒運転だけでなく、朝食にパンを取る人が増えていることから、酒が体に残ったまま運転する「二日酔い運転」防止にも一役買いそうだ。(新垣亮)

「飲んだら乗るな」標語入り食パン

飲酒運転防止を呼び掛ける食パンを届けた上地社長(右)=宮古島署

「飲んだら乗るな」標語入り食パン 飲酒運転防止を呼び掛ける食パンを届けた上地社長(右)=宮古島署

 社会貢献の一環として社員がアイデアを出し、デザインを考案した。一日に400~500袋ほど販売されている同社の商品「銀河」(食パン10枚入り、税込み265円)の袋では、かわいらしいキャラクター「うずまきパン太」が「二日酔い運転ダメ!」と注意している。

 「オトーリ文化」の浸透など酒を飲む機会が多いといわれる宮古島だが、同市では昨年、交通死亡事故はゼロを記録、飲酒絡みの人身事故も1件と前年比で5件減少しており、地域ぐるみの取り組みが一定の効果を上げている。

 同社の上地茂徳社長は「飲酒運転防止の取り組みが進む中で、側面から応援し、役に立ちたかった」という。宮古島署の宮城英眞署長は「朝にパンを食べながらパッケージを眺めてもらい、飲酒運転をしないという意識が地域に広く浸透してくれるといい」と期待。宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長は「地域の企業が飲酒運転防止や交通安全に関心を持ってくれてうれしい」と感謝した。