【糸満】糸満市は6日午後0時17分ごろ、防災行政無線を通して誤った大津波警報を市内に流した。約3分後に訂正したが、その際、誤報ではなく「訓練」と伝えていた。担当者によると、市役所の無線室で、職員が大津波警報を伝える自動音声装置の内容を一部変更し、音声確認をしたところ、誤って外部に警報が流れたという。

 「大津波警報。大津波警報。直ちに高台へ避難してください」との放送を市兼城の自宅で聞いた大城絹枝さん(62)は「ビックリした。3日前に大きな地震があったので、とても心配だった」と話した。

 海岸近くの市西崎町の自宅で昼食中だった市自主防災組織連絡協議会の古我知進会長は「すぐにテレビを見て、正確な情報か確認した。その後、訓練との放送があって、ようやく安心した」と話した。

 市民生活環境課の仲吉正弘課長は「前回、同じ操作方法でテストしたときは、外部へ音声が流れなかった。今後、しっかりと原因究明したい。市民の皆さまを驚かせてしまい深くおわびしたい」と述べた。

 訂正放送で「訓練」と表現したことについては「適切ではなかった。とっさの判断で言葉が見つからず、誤った伝え方をしてしまった」と謝罪した。

 同日午後、市民からの問い合わせが役場に50件以上あり、職員が対応に追われたという。